最近では、ランディングページ(LP)を制作するツール(方法)が様々登場しており、社内にWebやデザインに強いスタッフがいなくても、事業を始めたばかりの個人でも、ただ作るだけなら比較的簡単な時代になっています。
ここでは、その複数あるツールの中でも、世界的にも日本でも圧倒的なシェアを誇る WordPress(ワードプレス)でLPを構築する優位性やメリットだけでなく、ランディングページ(LP)を外部に発注・依頼予定の中小企業や個人事業主に向けて解説していきます。
ランディングページ(LP)をWordPress(ワードプレス)で構築する大きなメリット3点
ランディングページ(LP)は制作したら終わりではなく、制作後にページへ集客する、アクセスを集める必要があります。LPを実際に見てもらって、何度も改善し作り込んでいくのが集客成功への道筋です。
その方法として、 WordPress(ワードプレス)を活用するとこんなメリットがあります。
[メリット1] 納品後も自社で編集しやすい(ソフトなしで!)
これが最大の良さですね。
WordPress(ワードプレス) は、企業でも個人でも、マニュアルなどで編集方法を教えてもらい、ある程度操作に慣れれば、専門知識がなくても簡易的な編集や更新ができます。
LP制作自体は、外部の制作会社やデザイナーに依頼するけれど、納品後の「文字(テキスト)を打ち変える」「画像を差し替える」などの作業は自社でやりたい、
- 社内のWeb担当者
- 社内マーケッター
- 個人でビジネスを立ち上げた方
これからの方々に適しています。
特に、すでにWordPress(ワードプレス)で作ったホームページをお持ちの場合は、スムーズに編集できます。
何より編集のためのソフトやツールを用意する必要がないのが良いところ。データをやりとりしたり、FTPサーバーを操作したりする必要は一切なし。ログインするだけ。
後から、大きくリニューアルする際に外部に委託する場合でも画面の共有がしやすい!
[メリット2]システム利用コストは無料
WordPress(ワードプレス)は土台となるシステム(ソフトウェア)を利用する料金がかかりません。商用利用でもずっと0円で使用できます。
- ドメイン(○○○.com /○○○.co.jpなど)
- サーバー
この2つがあれば、すぐにコストをかけず自社サイトを持つことができます。
さらに、1つや2つではなく、ランディングページ(LP)でしたら、何百パターンと制作可能です。(※サーバーの容量や性能に左右されます)
WordPress(ワードプレス) が、2003年の初登場以来、20年以上経過しても頻繁にアップデートされているのは、特定の民間企業が独占した閉鎖的なシステムではなく、無料で全世界に公開したことが非常に大きい。世界的に爆発的に普及した要因の1つですね。
[メリット3] 基本的にどんなデザインでも実現可能なので、オリジナリティを追求できる
外部のWeb制作会社やデザイナーに依頼すれば、テンプレート(ひな型)を使わずにゼロから作ってくれます。もちろん、依頼先の方針やスキルなどにも左右されますが、通常は、料金などに応じて細かな機能実装も可能です。
せっかく時間と手間をかけてLP制作するのだから、独自性のある自社だけでの切り口でランディングページ(LP)を発注したい方にぴったりです。
その他のメリット一覧
- カスタマイズが自由→テーマやプラグインで様々な機能を実装できる
(全世界から様々な拡張機能が供給されている) - ネット検索すれば、様々な解説ページが出てくる
- ページを複製してのABテストなども容易
- LPの担当者が変わる場合でも引き継ぎしやすい
【ミスリード?】WordPress(ワードプレス)でランディングページ(LP)を作る際の誤解
WordPress(ワードプレス)でランディングページ(LP)を作る際のデメリットとして、
「カスタマイズしにくい」
なんていう理由を挙げているサイトが検索結果の上位にも出てきますが、これは誤解を生む書き方でよくないですね。詳しくない人が見るとミスリードされてしまいます。
専門知識やスキルのない人が、
↓
市販や無料のテンプレート(テーマ)を使って、
↓
そのテンプレート(テーマ)のルールに沿って、
作った場合です。
この場合は、テンプレート(テーマ)の構成に従うしかないため、当然カスタマイズしにくいでしょう。これは WordPress(ワードプレス)に限ったことではありません。他のツールでも同じです。
むしろ、 WordPress(ワードプレス) は全世界から様々な拡張機能が供給されており、テーマやプラグインが充実しているため、様々な動きや機能を実装しやすいです。
専門の制作会社やデザイナーが制作する場合は、依頼者の方の要望をヒアリングして作るため、ゼロから構築していくことになります。「カスタマイズしにくい」から我慢してくれなんてお客に言えないですし、「カスタマイズしにくい」ものをわざわざ使うわけがありません。
WordPress(ワードプレス) 形式のランディングページ(LP)を外部に発注・依頼予定の事業者の方は安心してください。
ただし、貴社の方針や要望を相手にはっきり伝える必要があります。
ここからは WordPress(ワードプレス)でのLP制作を発注するポイントや要望に近いものが上がってくるコツについてまとめていきます。
WordPress(ワードプレス)でのLP制作を発注するポイント
最初にWordPress(ワードプレス)での構築を希望していることを伝える
最初の問い合わせ段階から「 WordPress(ワードプレス)形式でのLP納品を希望していること」を確実に伝えてください。
制作期間や工程にも関係してくるため、できるだけ早い段階で伝えていただけると制作側は助かります。通常は序盤で制作側からヒアリングがあると思いますので心配ないのですが、もしなかった場合は WordPress(ワードプレス)での制作・納品に対応しているかの確認をおすすめします。
さらに、納品後、自社での編集を考えている場合は、次の点も確認しましよう。
知識やスキルのあまりない人でも編集や管理可能か
WordPress(ワードプレス)で制作したからといって、完全に業者仕様で納品後に発注側が編集することを想定していない作り方をされていると一般の方には手が出せません。
なので、「納品後にこちらで簡単な編集がしたいこと」を伝えてください。
最近は、ノーコード(コードを書かない)に近い形式にも対応していることも増えています。
以上、ランディングページ(LP)を外部に発注・依頼予定の中小企業や個人事業主の方の参考になればうれしいです。